
「携帯電話のカメラ? ハハッ! とか思ってませんか?」
私は思ってますね。ええ。
「カメラ持ち歩いてますか? 常に身に着けてますか?」
まー、GR digitalやContax T3をカバンに入れてたりするぐらいですかね。でも取り出すの面倒くさいし。
「撮った写真をプリントしてしてますか? ネットにアップしてますか?」
ほとんどハードディスクに眠ってるかな。
「一眼レフとか使い始めて写真が下手になったと思いませんか? 高画質なセンサ、高性能レンズに頼りきってませんか?」
うーん・・・
「最後に聞きます、去年最も触ったカメラは何ですか?」
みなまで言うな
というわけでここ最近は人から「お勧めのカメラない?」って聞かれたらこのカメラをお勧めしてます。オヌヌメしてます。
いいカメラです。
単焦点です。明るさいじれません。シャッター音うるさいです。
しかしなかなか解像度も高い。ボケもきれい。寄ることもできる。色作りもよいじゃないか。
主にInstagramというアプリで写真を撮っているのですが、撮ったらネットに捨てる感覚。iPhoneの中には残さない。
出したらもう俺のもんじゃねえよ、好きにしろ、なMAD屋のこんちくしょうな性根。
いいじゃないですか。
それでも撮るときは簡単に撮影できないから、あーでもない、こーでもないと構図とか明るさとか(明るさの中心になりそうな場所を触れてやるのだ)をいろいろ考えて撮ってます。
一眼レフとかだと速写性を求めちゃうので、立ち止まって撮らないんですよね。
iPhoneを持っていると、両足を大地にふんばって被写体とカメラと自分が正対して、これぞ正しく写真を撮っているんだ、と思えてきます。
使ったことないけどビューカメラとか使うとこんな感じなんでしょうかね。
写真が撮れたらなんでもいいや、携帯でいいや、という気持ちもあります。
でも何も考えてないわけじゃなく、考えた末がここにたどり着いたという。
D800を肩からぶらさげててるのにiPhoneメインで写真を撮りまくる日なんてのもあるんです。
D800を持ってるのに、という接続詞は順当じゃないくらい、それほどいいカメラです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18924144
動画だって作れちゃうし。

Illust:なかな