カメラはニコン派だけどプリンタはキヤノン派のもけPです。
さて、どのカメラを紹介しよう?
高校の写真部時代に使っていたあのカメラか?
しばらく遠ざかっていた世界にデジタルで沼に引き戻してくれたあのカメラか?
結局、選ばれたのは綾鷹・・・じゃなくてNikon D700でした。
さて、このカメラ、私が所有するデジタル一眼レフの中では一番発売年が古い(2008年発売)のですが、入手したのは一番遅かったりします。
2007年にニコンはD3を発表し、それまでAPS-Cサイズ(DXフォーマット)だったイメージセンサーを35mm判フルサイズ(FXフォーマット)にしました。
そして2008年にFXフォーマット機種としてD700が発売されました。
イメージセンサはD3のものを使った廉価機という位置づけでした・・・が、発売時の価格はボディのみで30万円以上。
当時の私にはとても手を出せる代物ではありませんでした。
それでもしっかりカタログだけは入手して、「いいなぁ、欲しいなぁ」などと魅入っておりました。
「どうせならD3いっとけよ!」という声もありましょうが、なんかD3はやっぱり敷居が高くてねぇ?
分かるかなー、この気持ち。
2009年にD90を購入してからもやっぱりD700への想いは断ち切れず、「そのうち買ってやるぜ!」という想いを胸に秘め、日々過ごしてまいりました。
そして、過ごしているうちにD700は電気用品安全法のからみで日本国内での販売が終了。
あらら・・・と思っていたそんなある日、中古レンズを物色しにいった「カメラのKタムラ」の中古カメラコーナーにこいつが!
「僕と契約して写真を撮ってよ!」
と、某辣腕営業エイリアンのような眼差しで!私に!
・・・はい、陥落しました。
もちろん、汚れや傷は購入前に確認しましたがきれいなもんでした。
帰宅後に調べたらショット数2000回ちょっとの優良機。
正直「当たり」だったと思います。
そんなこんなで手に入れたD700ですが、DX機と比べた場合・・・色々とでかい。
ペンタプリズムとファインダースクリーンがでかい。
当然ミラーもでかい。
シャッター音もでかい。
一眼レフのシャッター音はシャッター+ミラーの動作音なわけで、この辺は好みの差が出るところではありますが、今のC社やP社の「キシッ」って感じのシャッター音よりニコンの「ガシャッ」という系統の音のほうが好きですね。
確かに静かなほうが良い時ももちろんあるんですが・・・。
ボディの大きさに関しては自分の手が大きいもんで、コンパクトなタイプだとちょっと持ちにくかったりするんで、逆にちょうどいい感じ。
ただやっぱり重い。ボディにバッテリーを入れた状態で約1kg。
これにバッテリーパック(所謂「縦グリ」)を付けてエネループ8本を入れるとその合計は約1.5kgに。
なんとD3や現行のD4よりも重量級になってしまう!
さらにレンズも付けると2kg超。そりゃ重いよね。
「だがそれがいい!」
このカメラは気合い入れて「さぁ撮るぞ!」という気分の時に持ち出すので、それでいいのです。
適材適所なのです。
重いカメラと重い三脚のほうが安定性が増すのです。
オシャレカメラとかクソくらえなのです。
因みに、このフル装備状態ですと8コマ/秒の連写が可能になります。
それほど出番はありませんがFX機での8コマ/秒ってのは気持ちの良いもんであります。
時々その音を聞いて悦に浸ったりします。
そして現行FX機のD800やD600でもこの連写数は出せない!さすがにD4は別格だけど!
画素数少なくたっていいんです!
プリントだってA3だとちょっときついけどA4までなら12Mでも十分なんです!
高感度番長いいじゃないですか!ねぇ!
・・・と、まぁ、レビューにも紹介にもなってない気がしますが、非常にお気に入りのカメラとして主に風景写真を撮る際に活躍してます。
デジタルカメラの世界は進化が速く、きっとこの先もっと良いカメラも出て、買う機会もあるでしょうが、このカメラはずっと手元に置いておきたい。
そんな一台です。
Illust:なかな
2012年12月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61001387
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/61001387
この記事へのトラックバック